オーケストラの演奏を観たことのある方は、バイオリンとチェロの間に、バイオリンより少し大きな楽器を弾いているのをご覧になったことでしょう。あれがヴィオラです。
ヴィオラは、バイオリンよりも一回り大きく、厚みのある楽器です。弦はバイオリンより少し低く調弦され、低く渋く落ち着きのある音を出すことができます。人間の声に一番近い楽器とも言われています。
ヴィオラは、16世紀頃に作られたと言われています。当初はもっと大きな楽器でしたが、演奏のしにくさから次第に現在の大きさまで小さくなりました。しかし、現在でも大きさははっきり定められていません。理想の音色を出すのには未完成な楽器、とも言われています。
オーケストラでのヴィオラは、メロディーや内声部を縁の下で支える力持ちとしての役割を果たしています。また、弦楽器と管楽器の仲人役としてがんばったり、ときには曲の中で渋いソロを弾いたりします。
ヴィオラの得意とする音域はオーケストラの楽器の中でも珍しい音域なので、ヴィオラが巧いと全体的なハーモニーが豊かになります。結構大事な楽器なんです。
そんなヴィオラに少しでも興味を持っていただけたら幸いです。